• 高千穂さんのご縁です。

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高千穂さんのご縁です。

De: RKKラジオ
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  • 仏教にまつわる色々なお話を、分かりやすくお話していただく番組です。仏教由来の言葉、豆知識、歴史、迷信、風習、教義、作法などなど。 出演は、熊本市中央区京町にある仏嚴寺の高千穂光正さん。お相手は、丸井純子さん。

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    ★地上波ではRKKラジオ(熊本)FM91.4 AM1197で、毎週水曜日 午後6時10分から放送中。是非生放送でもお聴きください。

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Episodios
  • 【仏教とAI】のお話し お坊さんの役割はAIに取って代わられるのか?
    Apr 9 2025
    熊本市中央区京町の仏嚴寺(ぶつごんじ)より、今週も高千穂光正(たかちほ みつまさ)さんと一緒に、仏教にまつわるさまざまなお話をお届けします。仏教の世界にもAIがやってきた?今週のテーマはなんと「仏教とAI」。まったく異なる世界に見えるこのふたつが、今、大きく交わろうとしています。高千穂さん:「実は、仏教界にも人工知能(AI)が導入されてきて『ブッダボット』というAIがあります。これはお釈迦様の教えを学習して、悩みに対して仏教的な答えを返してくれるチャットボットなんですよ」まさに仏教版ChatGPTといったところ。質問を入力すると、経典に基づいたメッセージで悩みに答えてくれるというのです。丸井:「すごいですね…でも、高千穂さん、正直困りませんか?(笑)」高千穂さん:「はい、めちゃくちゃ困ります(笑)」親鸞ボット・世親ボットも登場!ブッダボットに加えて、「親鸞ボット」「世親ボット」といった、特定の仏教思想を反映したAIも開発されています。親鸞ボットは、浄土真宗の開祖・親鸞聖人の教えをベースに。世親ボットは、古代インドの僧・世親(ヴァスバンドゥ)の教義を学習。それぞれのボットが異なる仏教哲学を学び、ユーザーの質問に応じて言葉を返してくれるそうです。AI仏教の3つの価値この仏教AIには、次のような価値が期待されています:学術的価値:新しい仏教解釈や思想の発展のきっかけとなる産業的価値:悩み相談や心のケアのデジタル化による社会的活用宗教的価値:仏教の教えを広く、深く伝える手段となるさらに、AIによって僧侶の話し方や説明の質も向上し、信者との関係性も深まる可能性があるといいます。お坊さんの仕事もAIに?AIが仏教相談を担うようになれば、「お寺に行かなくてもスマホで相談できる」時代になるかもしれません。丸井:「それって、お坊さんの仕事が減ってしまう可能性もありますね…」高千穂さん:「そうなんですよ。相談の内容によっては、人よりもAIのほうが話しやすいってこともあるでしょうし…」匿名性が高く、感情を持たないAIだからこそ打ち明けられる悩みもあるかもしれません。仏教における「言葉の重み」とAIの限界ただし、仏教の経典には一字一句が持つ意味が深く、解釈を間違えると全く異なる意味になってしまうという側面もあります。高千穂さん:「仏教では、同じ経典の一節でも、宗派によって解釈が異なり、時には論争になることもあるんです。AIがこの“言葉の繊細さ”をどこまで理解できるのかは、まだ未知数です」言葉を“伝える”だけでなく、“受け取る心”をどう育てるか。そこに人間ならではの力が求められるのかもしれません。2025年、ブータンでは国家レベルで導入ちなみに、2025年から仏教国・ブータンでは、この仏教AIが国家事業として運用されるそうです。仏教とテクノロジーの融合は、世界レベルで進んでいます。高千穂さん:「今、“葬式仏教”などと揶揄されることもある現代の仏教にとって、AIは大きな転機となるかもしれません。“お経をあげて終わり”ではなく、“人の悩みに寄り添う仏教”の本質が、AIによって改めて問われる時代が来たのではないかと思います」まとめ:AI時代の仏教に、私たちはどう向き合うのか今週は、「仏教とAI」という、まさに時代の最先端を行くテーマについてお話を伺いました。高千穂さん:「ブッダボットや親鸞ボット、世親ボット。これらは、仏教が時代の変化にどう適応するかを考えるうえで、非常に重要な存在です。我々僧侶にとっても、“心に寄り添う”という仏教本来の姿勢を見直すきっかけになるのではないでしょうか」次回予告:「仏教と花」次回のテーマは、「仏教と花」。お釈迦様と花の関係や、仏教儀礼における花の意味についてお話します。どうぞお楽しみに。あなたのお悩み、聞かせてくださいこの番組では、リスナーの皆さんからのお悩み相談を受け付けています。メールは → goen@rkk.jp までお寄せください。出演お話:仏嚴寺住職・高千穂光正司会:丸井純子今週もお聴きいただき、ありがとうございました。あなたと結ばれたこのご縁に、心...
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    9 m
  • お釈迦様の誕生日を祝う【花まつり】のお話し 仏教の優しさにふれる春の日に
    Apr 2 2025
    出演お話:仏嚴寺住職・高千穂光正司会:丸井純子🎧 花まつりとは何か?今週のテーマは「花まつり」。ちょうど一年前に高千穂さんがRKKの番組『とんでるワイド』でこのお話をされてから、さまざまなご縁が重なり、この番組がスタートしたそうです。高千穂さん:「1年経つのは本当に早いですね。この花まつりは『灌仏会(かんぶつえ)』とも呼ばれていまして、4月8日、お釈迦様のお誕生日を祝う日なんです」お釈迦様は今から約2500年前、現在のネパール・ルンビニーの花園でお生まれになったとされています。その誕生の際、花が咲き乱れ、天から甘露の雨が降ったという伝説があり、それが花まつりの由来です。甘茶と白い象の意味お釈迦様の誕生を祝って、花で飾られた「花御堂(はなみどう)」の中に安置されたお釈迦様の像に、甘茶をかけるという風習があります。丸井:「あの甘茶、なんでかけるのか考えたことがありませんでした」高千穂さん:「あれは、天から降った甘露の雨の再現なんです」また、白い象の像を見かけたことがある人もいるかもしれません。これは、お釈迦様の母・摩耶夫人(まやぶにん)が、白い象が自分の体内に入る夢を見て懐妊した、という伝説に由来しています。「天上天下唯我独尊」に込められた本当の意味お釈迦様が生まれてすぐに七歩歩いて「天上天下唯我独尊」と唱えたという逸話があります。どこか「自分が一番偉い」と誤解されがちな言葉ですが、本来の意味は「この世のすべての命は唯一無二で、かけがえのない尊いものだ」という仏教の根本思想を表したものです。正岡子規が詠んだ花まつりの歌近代文学の巨匠・正岡子規(まさおか しき)は、花まつりについて次のような歌を詠みました。「げんげんも つつじも時と 咲きいでて 佛生るる日に逢はんとや」これは、れんげ草やつつじが一斉に咲き始める様子を、お釈迦様の誕生日に合わせて咲こうとしているかのようだ、と詠んだものです。結核や脊椎カリエスに苦しみながらも、仏教に出会ったことで支えを得たという子規の人生。この歌には、苦しみの中でも生きる意味を見出そうとした子規の祈りが込められています。高千穂さん:「花まつりは、ただ花を飾るだけの行事ではなく、そうした人の心のよりどころとしての仏教の教えが息づいている行事なんです。お釈迦様のお誕生日を祝う機会に、ぜひ多くの方に日々の忙しさの中で、ふと立ち止まり、命の尊さに思いを寄せる——そんなひとときになればと思います」まとめ今週は、「花まつり」をテーマに、仏教におけるお釈迦様の誕生日の意味や、その背景にある教えを深掘りしました。高千穂さん:「花まつりとは、命の尊さと仏教の教えにふれる大切な行事です。甘茶をかけるという優しい所作のなかに、2500年続く祈りが込められています。ぜひ皆さんにも参加していただきたいですね。」次回予告:仏教とAIの関係来週は、少し現代的なテーマに迫ります。「仏教とAI」について、高千穂さんの視点からお話を伺います。どうぞお楽しみに。今週も最後までお聴きいただき、ありがとうございました。あなたとのご縁に、心より感謝申し上げます。では、また来週お会いしましょう。★お悩み相談受付中番組では、あなたからのお悩みやご質問もお待ちしております。メールは → goen@rkk.jp までお寄せください。📻地上波ではRKKラジオ(熊本)FM91.4 AM1197で、毎週水曜日 午後6時10分から放送中。是非生放送でもお聴きください。📢 Podcastで過去回も配信中!▶️ 各種ポッドキャストはコチラ https://linktr.ee/takachihogoen2025年4月2日(水)RKKラジオ放送分#仏教 #花まつり #浄土真宗 #正岡子規 #天上天下唯我独尊
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    9 m
  • 【医療現場における宗教者の役割】のお話し 患者さんの話を聴くことの大事さ
    Mar 26 2025
    🎧 今回は、高千穂光正(たかちほ みつまさ)さんとともに、「医療現場における宗教者の役割」について考えていきます。さらに、ゲストとして今週も杉村病院総長・熊本大学名誉教授の安東由喜雄(あんどう ゆきお)先生をお迎えしました。医療現場における宗教者の役割:傾聴と心のケアの重要性チャプレンとは? 宗教者が果たす役割医療の現場では、患者さんやそのご家族が抱える心の痛みに寄り添う「チャプレン(Chaplain)」と呼ばれる宗教者が活躍しています。特に欧米では、キリスト教、仏教、イスラム教など、宗派を超えて患者さんのケアを行う活動が広がっています。高千穂さん:「安東先生、このチャプレンのような宗教者の活動について、どう思われますか?」安東先生:「とても重要なことだと思います。人は一人では死ねないものです。ある絵本に『だいじゅうぶだよ、ゾウさん』という物語があります。森で最期を迎えようとする老いたゾウが、ネズミに導かれながら静かに旅立つ話なのですが、これが示すように、どんな命も誰かの助けを必要とするのです」日本の「臨床宗教師」とは日本では、「チャプレン」に近い役割を担う**「臨床宗教師」**という存在がいます。高千穂さん:「先生、臨床宗教師についてご存じでしたか?」安東先生:「申し訳ないのですが、初めて聞きました」高千穂さん:「臨床宗教師とは、医療現場や災害現場で心のケアを行う宗教者のことです。伝道活動はせず、『傾聴』を重視した支援を行うのが特徴です。」患者さんが抱える悩みや苦しみをじっくり聞くことで、心の負担を軽減し、穏やかな気持ちになってもらうことが目的です。安東先生:「それは非常に大切なことですね。医療の現場では、医療の限界が見えてしまうことが多いんです。そうした時、患者さんの心のケアがどれほど重要かは計り知れません」「話を聞く」ことの力医学的に回復が難しい場合、患者さんの「心の在り方」が治療に大きな影響を与えます。安東先生:「同じ薬を飲むにしても、『効かないかもしれない』と思うより、『これは効くに違いない』と思う方が効果が出やすい。つまり、心の持ち方が治療の一部になり得るのです」しかし、近年の医療現場は多忙を極め、ナースや医師がじっくり患者の話を聞く時間を確保するのが難しくなっています。高千穂さん:「そこで宗教者の存在が重要になってくるのですね」安東先生:「その通りです。宗教者は医学的な治療が及ばない領域で、患者さんの気持ちを支える大切な役割を担うことができます」日本における宗教者の役割欧米では、死を迎える場面で神父や牧師が登場するのが一般的ですが、日本の映画やドラマでは仏教の僧侶が登場することは少ないように感じられます。高千穂さん:「日本の仏教界も、これからもっと積極的にこの分野へ関わっていくべきではないでしょうか?」安東先生:「そう思います。実際、日本でも東日本大震災以降、臨床宗教師の活動が本格化しています。仏教界でも、宗派を超えて協力し合いながら、この役割を果たしていくことが求められています」死後の世界を考えること高千穂さん:「日本では『死んだら終わり』という考え方が根強いですが、それではあまりにも寂しいですよね」安東先生:「私も年齢を重ねるにつれ、死への恐怖やその先の世界について考えるようになりました。医療ができることには限界がありますが、心の支えとなるものがあれば、人はもっと穏やかに最期を迎えられるのではないでしょうか」まとめ今週の放送では、「医療現場における宗教者の役割」について考えました。高千穂さん:「医療がすべてを救えるわけではありません。だからこそ、宗教者ができること—人の話を聞き、仏教の教えを伝え、心のケアを行うこと—が重要になってくるのではないでしょうか」安東先生:「宗教の持つ『傾聴の力』は、患者さんにとって大きな支えになります。これからの医療と宗教の協力がさらに深まることを願っています」次回のテーマ:「花まつり」次回の放送では、「花まつり」についてお話しします。どうぞお...
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