• お釈迦様の誕生日を祝う【花まつり】のお話し 仏教の優しさにふれる春の日に

  • Apr 2 2025
  • Duración: 9 m
  • Podcast

お釈迦様の誕生日を祝う【花まつり】のお話し 仏教の優しさにふれる春の日に

  • Resumen

  • 出演お話:仏嚴寺住職・高千穂光正司会:丸井純子🎧 花まつりとは何か?今週のテーマは「花まつり」。ちょうど一年前に高千穂さんがRKKの番組『とんでるワイド』でこのお話をされてから、さまざまなご縁が重なり、この番組がスタートしたそうです。高千穂さん:「1年経つのは本当に早いですね。この花まつりは『灌仏会(かんぶつえ)』とも呼ばれていまして、4月8日、お釈迦様のお誕生日を祝う日なんです」お釈迦様は今から約2500年前、現在のネパール・ルンビニーの花園でお生まれになったとされています。その誕生の際、花が咲き乱れ、天から甘露の雨が降ったという伝説があり、それが花まつりの由来です。甘茶と白い象の意味お釈迦様の誕生を祝って、花で飾られた「花御堂(はなみどう)」の中に安置されたお釈迦様の像に、甘茶をかけるという風習があります。丸井:「あの甘茶、なんでかけるのか考えたことがありませんでした」高千穂さん:「あれは、天から降った甘露の雨の再現なんです」また、白い象の像を見かけたことがある人もいるかもしれません。これは、お釈迦様の母・摩耶夫人(まやぶにん)が、白い象が自分の体内に入る夢を見て懐妊した、という伝説に由来しています。「天上天下唯我独尊」に込められた本当の意味お釈迦様が生まれてすぐに七歩歩いて「天上天下唯我独尊」と唱えたという逸話があります。どこか「自分が一番偉い」と誤解されがちな言葉ですが、本来の意味は「この世のすべての命は唯一無二で、かけがえのない尊いものだ」という仏教の根本思想を表したものです。正岡子規が詠んだ花まつりの歌近代文学の巨匠・正岡子規(まさおか しき)は、花まつりについて次のような歌を詠みました。「げんげんも つつじも時と 咲きいでて 佛生るる日に逢はんとや」これは、れんげ草やつつじが一斉に咲き始める様子を、お釈迦様の誕生日に合わせて咲こうとしているかのようだ、と詠んだものです。結核や脊椎カリエスに苦しみながらも、仏教に出会ったことで支えを得たという子規の人生。この歌には、苦しみの中でも生きる意味を見出そうとした子規の祈りが込められています。高千穂さん:「花まつりは、ただ花を飾るだけの行事ではなく、そうした人の心のよりどころとしての仏教の教えが息づいている行事なんです。お釈迦様のお誕生日を祝う機会に、ぜひ多くの方に日々の忙しさの中で、ふと立ち止まり、命の尊さに思いを寄せる——そんなひとときになればと思います」まとめ今週は、「花まつり」をテーマに、仏教におけるお釈迦様の誕生日の意味や、その背景にある教えを深掘りしました。高千穂さん:「花まつりとは、命の尊さと仏教の教えにふれる大切な行事です。甘茶をかけるという優しい所作のなかに、2500年続く祈りが込められています。ぜひ皆さんにも参加していただきたいですね。」次回予告:仏教とAIの関係来週は、少し現代的なテーマに迫ります。「仏教とAI」について、高千穂さんの視点からお話を伺います。どうぞお楽しみに。今週も最後までお聴きいただき、ありがとうございました。あなたとのご縁に、心より感謝申し上げます。では、また来週お会いしましょう。★お悩み相談受付中番組では、あなたからのお悩みやご質問もお待ちしております。メールは → goen@rkk.jp までお寄せください。📻地上波ではRKKラジオ(熊本)FM91.4 AM1197で、毎週水曜日 午後6時10分から放送中。是非生放送でもお聴きください。📢 Podcastで過去回も配信中!▶️ 各種ポッドキャストはコチラ https://linktr.ee/takachihogoen2025年4月2日(水)RKKラジオ放送分#仏教 #花まつり #浄土真宗 #正岡子規 #天上天下唯我独尊
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