くさいろの童話集

De: アンドリュー・ラング

Narrado por: パンローリング

子どもの想像力を豊かに育む 昔話とファンタジーの読み聞かせオーディオブック




お子様が集中して聴けるよう、お話は1話10分程度。プロとして活躍する朗読家や声優、ナレーター達が感情豊かに読み上げます。



アンドリュー・ラング(1844-1912)はイギリス生まれの作家、文学者、民族学者です。童話や神話に精通しているラングが、子どもたちに本当に読んで欲しい選りすぐりのお話を各国から集めて、全12冊からなる童話集となりました。



「金色の頭をした魚」

　むかし、エジプトのある王様の目が病気で見えなくなってしまいました。国中の医者の手でも王様の目を治すことは出来ませんでした。
　皆が王様を心配している最中に、旅の医者がエジプトにやって来て王様の目を診ると、

「王様はとても難しい病気にかかっています。どなたか地中海にいる金色の頭をした魚を捕まえてきてください。王様の目はその魚の血を使った薬で治るでしょう」

　それを聞いた王子は、沢山の召使いを引き連れて地中海に向かったのですが……



「マジシャンになった男」

むかしある国に、母親とその息子が暮らしていました。二十歳になるその息子でしたが、頭の毛が一度も生えたことはありませんでした。しかも怠け者のその息子は、毎日寝てばかりいたのです。

　ある夏の朝のこと、この国の姫が沢山の召使いを連れて歩いているのを見た息子は、
「母さん！　僕はこの国の姫と結婚するよ！　さあ、早く王様のところへ結婚の申し込みに行って来て！」

　母親は突然の言葉にあきれてしまいましたが、仕方なく王様の元へ向かいました。王様は一度息子を連れてくるよう言い、息子はすぐに王様に会いに行きました。

しかし、やって来た息子の髪が一本もなかったのを見て王様はガッカリし、何か無理なことを言って、姫のことを諦めさせようとするのですが……



●収録しているお話●

マジシャンになった男

お医者さんの姿をしたお姫さま

ズールヴィジアのお話

しゃべらないお姫さま

騙し合いの物語

優しい小人の王さまの物語



櫛と首輪のお話

サンバは弱虫

お姫さまと記憶を失った王子さま

恐いものを見つけた若者のお話

青いオウムのお話



蛇の王子さまのお話

クプティ姫とイマニ姫のお話

嘘つき大会

幸せになるために我慢するということ

先生に教えてもらった５つのこと



ジャッカルか虎か

金色の頭をした魚

欲張ると全部無くなるということ

緑の騎士とお姫さま

賢い機織り職人

ドラニと王子さま
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